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「食の7つのテーマ、7年後の予言」を考える~3.シニア

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ニッポンの「食」の行方を、電通「食生活ラボ」のメンバーであれこれ考えてみました。例えば今から7年後の2025年には、この国の「食のシーン」は、どんな様相を見せているでしょうか? 掲げたテーマは7つ。それぞれの分野で知見を積む「食生活ラボ」メンバーが考えた、近未来の予想図です。

“誰かと食べる”が、健康長寿とシニア市場活性化のカギ

日本が超高齢社会に突入すると、自力での移動が不自由だったり、1人で住む高齢者が増えてきます。食事の傾向として、70歳以上の約2~3割が週に1回以上、1日全ての食を1人で食べており、今後ますますシニアの「孤食化」は進むと予測されます。

孤食はメンタルを含む健康面に影響を及ぼします。1人だと食事をつくるのが面倒ですし、誰が見ているわけでもないので、きちんと食べない人が出てくる。結果、栄養バランスは崩れていきます。

何より1人で食事をしても、楽しくないですし、おいしさの共感もできないですから、「一緒に食べたい」ニーズがシニア間で高まるのでは。そんな中、2025年に向けて孤食を解消するサービスが盛り上がるのではないでしょうか。例えば、「一緒に食べたい人」の条件を入れると、それに合う人を派遣する、あるいは一緒に食べる場をつくる。人だけでなく、ペットとの共食や、一緒に食べるロボットも考えられます。


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