西野ジャパンW杯勝利と成熟組織の心理マネジメント
コロンビア戦,歴史的勝利!
サッカー西野ジャパンが露W杯で南米の強豪コロンビアに歴史的な勝利を挙げました。
この勝利は多くの意味で画期的です。1996年アトランタ五輪・西野ジャパンのブラジル戦勝利,通称“マイアミの奇跡”のように粘り強く守り勝ったわけではありません。立ち上がりから堂々と攻め勝った中での勝利です。前半3分でコロンビアMFのC・サンチェスが彼にとっては不運のハンドで一発退場になったというアドバンテージがあったものの,攻撃力が魅力の世界的強豪に攻め勝ったのです。
さらにFIFAランクはコロンビア16位に対して日本は61位という大下剋上でもあり,世界のサッカージャーナリズムからアジアの“弱さ”が懸念される中でのアジア勢史上初の南米からの勝利でもあり…,と本当に多くの意味で世界を驚かせた勝利でした。
勝利の要因は?
コロンビア代表は世界レベルの名選手を多く揃える強豪です。ブラジル,アルゼンチンと南米で切磋琢磨してきた試合巧者でもあります。単純にサッカーだけで考えればFIFAランク通りコロンビアのほうが強かったかもしれません。次の対戦でまた日本代表が勝てる確率は高くないでしょう。
その中で西野監督はどのように勝利を引き寄せたのでしょうか。コロンビア側の要因としてW杯初戦の硬さ,チームの要の一人であるセントラルMFの退場なども広く考察されていますが,西野監督のチームマネジメント
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