明治大学文学部教授の齋藤孝さんは「今、大人の言葉遣いが問題になってい」るとして、「子どもっぽい話し方をしている、社会人らしく見えない。そして、そのことで損をしてしまう。そういう方は増えているように思」われているようです。そしてまた、「活字文化から離れ、友だち同士のおしゃべりだけを続けていても、語彙は増えません。(中略)書き文字である活字というものを吸収していくことによって、日本語として使える語彙力を飛躍的に高めることができる」との指摘を行われているようです。
例えば語彙と交渉といった場合、語彙力は無いより有った方が良いに決まっていますし、語彙の豊富な人であれば色々な表現が出来、説得力を増すということもあり得る話だと思います。但し、交渉相手に十分教養が備わっていませんと、語彙を様々用い説得しようにも全く理解を得られないでしょう。こうした類では、双方が同等の教養を持ち合わせている、ということが一つ大事になると思います。
日本語の語彙の源は多くは漢籍にありますから、中国の古典といったものに対し殆ど触れることなく生きてきた人が多くなってきている状況下、当然ながら語彙は少なくなりましょう。例えば明治の知の巨人・安岡正篤先生は4、5歳の頃から漢籍の素読を始められ、此の素読が東洋の古典に向かう素地を身につける重要な体験になりました。
また私の場合はと言うと、幼少期から中国古典の片言隻句に触れてき
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語彙力というもの
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