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北朝鮮をめぐる日米朝韓の勝ち負け

経済ニュース
各国政府公式サイトより:編集部
米朝首脳会談について、あいかわらず、日米韓それぞれの政権に近い人やメディアは成功だったといい、反対派や懐疑派は失敗だったというポジショントークを繰り広げているが、そんなものは、まじめな分析ではない。大事なことは、党派的な利害でなく国益であるが、そういう気持ちを失って外交を論じるべきでなかろう。
私は、この会談が成功だったかどうかはこれから何ヶ月かで出る結果次第だと思うが、トランプとして主観的には成功だったのだと思う。すでに書いたが、中間選挙狙いというには時間がありすぎるから、いま、見かけの勝利を演出しても仕方ないので、そんな浅はかなものでないと思う。
トランプ自身だけでなく、ポンペイオやボルトンが北朝鮮に騙されたり、糊塗策で満足するような馬鹿とは思えない。
ただ、その目算が本当にうまくいくかは、分からないが、うまくいかなかったら、北が誠実でなかったと言って最大限の圧力や部分的な武力行使に踏み切る覚悟なのだろう。
そして、日本としては、とりあえず、トランプのシナリオに乗って、果実を確保するべきだ。いまトランプのお墨付きで金正恩に合うのは、ほかのタイミングで会う、独自の交渉や中国や韓国の斡旋でとかで会うよりははるかに好都合な会い方だと思う。
トランプは、「アメリカは制裁解除まではできるが、経済再建のための金を出せるとしたら日本だから、安倍首相と話し合うべ

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