広告会社が「知財」と「プロダクトデザイン」で始める新ビジネス
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電通では現在、広告で培ったクリエーティブやアイデアの力を生かすため、「知財マネタイズ」という取り組みを始めています。これまでの業界カルチャーから見て、「広告会社」と「知的財産」は少し遠いものにも思えますが、実際に取り組んでみると「電通×知財」の可能性に大きな手応えを得ました。
電通のクリエーティブと先端テクノロジーを担うCDCと法務部知財課を兼務し、クリエーティブと知財の両方の視点を持つ堀田峰布子が、電通の知財マネタイズへの取り組みと目的についてお伝えします。
【目次】
▼はじまりの「Product Design School 2017」
▼電通の知財を利用したい会社が本当にいるのか?
▼知財マネタイズ第1号商品が間もなく発売!
はじまりの「Product Design School 2017」
2017年、筆者の企画で、電通社内のクリエーター向けに「Product Design School 2017」というワークショッププログラムを実施しました。
社内のクリエーティブ部署に告知をして、応募者の中から選抜した参加者は、アートディレクター、プランナーやコピーライターなど29人。ほとんどの人がプロダクトデザインに取り組むのは初めてでした。
このプログラムの成果である創作物は、本社1階のエントランスに展示していたので
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