これから独立開業する方に向けて、税金面で気を付けることについてプライムファイナンシャルパートナーズ会計事務所の菅 彰裕さんにお話を伺いました。菅さんは世界4大国際会計事務所のメンバーファームの1つであるPwC税理士法人を経て独立開業された税理士さんです。非上場企業から上場企業まで、幅広いクライアントの業務を担っている菅さんだからこそ知りうる税金の話をたっぷりお伝えします!
今回は、ふるさと納税についてご紹介します。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税制度とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)をする制度です。
「納税」という言葉が付いていますが、実際には、都道府県・市区町村への「寄附」です。
地方自治体へ寄付をした場合、確定申告を行うことで寄付金の金額から2000円を引いた額(自己負担額)が、所得税と住民税から控除されます。
ふるさと納税制度は、税制を通じてふるさとへ貢献することで地方との税収格差をなくす目的で、2008年に公布されました。
総務省は、その意義として3つ挙げています。
第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります。
第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制
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