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なぜ児童虐待の約6%しか警察に知らされていないのか?

経済ニュース

「おねがい ゆるして」と綴った、結愛ちゃん虐待死事件。
結愛ちゃんを救えた最後のチャンスは、今年の2月、品川児相が家庭訪問した時でした。
その際に母親は児相との面会を拒否。
この時点で、品川児相が警察とともに家庭に入っていくことができれば、この1ヶ月後に結愛ちゃんは亡くならずに済んだ可能性が高かったです。
現場で懸命に頑張る児相職員の方々を叩いても、問題は一切解決しません。また、「悲しいからニュースを見ないようにする」と思考停止しても、次の結愛ちゃんが出てくるだけです。
我々が考えるべきは、子どもの危機を見逃す「構造」です。
虐待の約6%しか児相は警察に情報共有していない
例えば家の外で、歩いている子どもを僕がボコボコに殴ったとします。その瞬間に警察を呼ばれ、僕は逮捕されると思います。
一方で、家の中で子どもをボコボコに殴ると、それが誰かに知られたら、児童相談所に通報(通告と言います)され、児相が家庭訪問等して、僕の子育ての悩みを聞いたり、あるいは僕から引き離して一時保護をしたりします。
児童虐待は犯罪ですが、なぜか警察ではなく児相マターとなっています。これは、児童虐待が以前は「しつけ」や「体罰」と言うことで、子育ての一環として(それゆえ即犯罪とは見なせないと)考えられていた名残であると思われます。
それでも、児相→警察で犯罪である児童虐待の情報を共有し、何かあれば警察も動いてく

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