コラボデザインの余地
クリエーター泣かせともいわれる、コラボのデザイン。守るべきブランドトーンも、クリアしなくてはならないレギュレーションも2倍になる中で、どれだけ驚きのあるアウトプットをつくり出せるか。今回は、そんなコラボのクリエーティブについてお話ししていきたいと思います。
ロゴを並べればそれっぽくなってしまう不思議
複数のブランドや商品、サービスを結び付けて、一つのプロジェクトを立ち上げる。そんなふうにコラボの企画を進めていくと、遅かれ早かれアウトプットのデザインという、楽しくも難しい壁にぶつかります。
その時、誰もが真っ先にイメージするのが、コラボブランド同士のロゴマークが真ん中に並記されたもの。ニュースを早く伝えるといった面では効果を発揮し、それらしいものになるでしょう。お互いのファンをシェアする、というコラボが生み出す最大メリットを考えれば、まっとうな方法ともいえます。
しかし一方で、それがすごく面白いかどうかは別の話。引っ掛かりがなければ、何の態度変容も起こせず、ニュースにならず流れてしまうかもしれないのです。何より「誰がやっても同じ」デザインに落ち込む可能性もあります。そういった意味では、クリエーター泣かせとされるのも仕方がないのかもしれません。
どこをデザインするか
では、どうすれば、クリエーティブなアウトプットが生み出せるか。まず最初に
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