不定形のドキュメントでも読み取ることのできるAIエンジン「Flax Scanner」などを展開するシナモン。同社は6月1日、SBIインベストメントの運用するファンドなどを引受先とする第三者割当増資と、みずほ銀行、三井住友銀行からの融資により総額9億円の資金調達を実施したことを明らかにした。
今回の投資家リストは以下の通り。内訳は第三者割当増資による調達額が約8億円、融資による調達額が約1億円となる。
FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合(SBIインベストメントの運営ファンド)
SBIベンチャー投資促進税制投資事業有限責任組合(SBIインベストメントの運営ファンド)
FFGベンチャー投資事業有限責任組合第1号
伊藤忠テクノソリューションズ
Sony Innovation Fund
TIS
今回のラウンドはシナモンにとってシリーズBにあたるもの。同社では本ラウンドで第三者割当増資により総額10億円の調達を予定していて、2018年8月末日を最終クローズ予定日に追加の調達を進めるという。
なお同社は2018年2月にもMTパートナーズ、マネックスエジソン、ベクトル、RPAホールディングス、複数の個人投資家から資金調達を実施している。
シナモンの主要株主
独自開発のAIエンジンでホワイトカラーの生産性向上へ
シナモンは2016年10月の設立。代表取締役CEOの平野未来氏
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