二代目「新緑」取材団が命名150年の北海道へ
昨年、九州で環境保護取材ツアーを行ったのに続き、今年は命名150年を迎えた北海道に学生6人を引率する。今夜は上海で一泊し、明日早朝、札幌に向かう。二年連、日本取材ツアーを実現できたのは、学生の日本に対する関心、大学の国際化理念に負うところが大きい。学内でただ一人の日本人教師として非常にうれしく思う。
チームの名前は、昨年使った「新緑」を引き継いだ。「新緑」は、中国の詩人によって好まれた主題で、日本の詩にも多く詠まれている。さらに「新」は大学の専攻にかかわる「新聞(ニュース)」の「新」である。「新緑(xīn lǜ シンル)」は中国語で、心拍を意味する「新率」と同じ発音で、生命の躍動にもつながる。今の季節にもピッタリで、申し分のないネーミングだ。
日中韓首脳会議のため来日した李克強首相がつい先日、北海道をしたばかりである。私たちの北海道計画は昨年は秋からスタートしてので、中国の首相訪問とはまったく関係なく進行してきたが、偶然とはいえ、私たちにとっては追い風となった。しかも、李首相が、高齢化社会への対応や、北海道の基幹である農業のハイテク化に関心を示したが、いずれも学生たちが選んだ主要な取材テーマと重なっており、メディアへの出稿がしやすくなった面もある。政治の風を重んじる中国において、中央指導者の意思表示は決定的な意味を持つ。
学生たちと計20回にわたって討議を重ね、絞り込んだ主な取
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