EL PAISより引用
日本ではイマイチ進展の期待が薄い天然ガス自動車であるが、ヨーロッパでは大ヒットしたディーゼル車に代わるクリーンな車として成長が期待されている。また、電気自動車が普及することは確かであるとしても、まだその為には時間がかかる。一方の天然ガス自動車は消費者が希望すれば今すぐ入手できる体制になっている。
トヨタの最大のライバルフォルクスワーゲンは傘下の1社で1000人の開発チームを抱えるスペイン自動車メーカー「セアット(SEAT)」にその開発を一任している。
セアットは液化天然ガス(LNG)ではなく、圧縮天然ガス(CNG)を燃料にし、同時にガソリンも使用可能なバイフューエル車の開発を進めている。これは、CNGサービスステーションがまだヨーロッパ全域で十分に普及していないのが理由で、それを補う意味で従来のガソリンスタンドでガソリンも給油できるということにしているわけである。
フォルクスワーゲングループのCNG開発の信頼を受けたセアットのCEOルカ・デ・メオ氏は4月にマドリードで開催された第6回Gasnam(天然ガス利用の為のイベリア協会)の会議の席で、フォルクスワーゲングループの全ての車種に採用されるCNGについて同氏は言及して、「これがMade in Spainのテクノロジーと認められるようになることを望み、そのパイオニアとなることを希望し、そうなることを確信してい
コメント