カンボジアのモンドルキリコーヒーをブランド化する方法はあるか?
胡椒(ペッパー)農園の視察で行ってきたモンドルキリは、カンボジアの首都プノンペンから車で7時間もかかる辺境にあります。
このモンドルキリでは、胡椒だけではなく、コーヒーを栽培している農園もあるようです。その地元のコーヒーを使ったカフェ(写真)が街の中心部にありました。このお店だけが妙に都会的で異彩を放っていました。店内でモンドルキリコーヒーを飲んでみたのですが、これが深く香り高いのです。
気に入ったので、コーヒー豆を購入し、帰国してからSHINOBY`S BAR 銀座でお客様に試飲してもらったところ、これも大好評。日本で販売することが出来たら面白いなと思い始めました。
しかし、ちょっと冷静に考えてみれば、カンボジアのコーヒーを日本で販売するというのはかなり無謀であることに気が付きます。
まず、カンボジアコーヒーと聞いて美味しそうと思う人は、ほとんどいないと思います。コーヒーと言えば、アフリカや南米というイメージです。
コーヒーに限らず、農作物は産地のブランドが大切です。お米なら新潟、マンゴーなら宮崎、メロンは夕張というように、わかりやすい産地だと、みんな買ってくれます。
カンボジアのコーヒーと聞いても、恐らく安物イメージで、ブランド化するには膨大な時間とコストがかかるはずです。
しかし、本当に品質が良く美味しければ、他には無いマーケティングの切り口で、ニッチなマーケットを開拓でき
コメント