無線技術を軸にIoTデバイスなどの開発・製造を行う福岡市のスタートアップBraveridgeは5月23日、BLE(Bluetooth Low Energy)端末をLPWAやLTEなどの広域通信網に中継できる「BLEルーター」シリーズを発表した。インターネット環境のない場所でも安価なBLE端末を設置して、BLEルーター経由でIoTサービスを使うことができるようになる。
IoT普及にあたっては、“あらゆる場所”に機器を用意するための費用やインターネットへの接続コスト、消費電力が課題となる。Braveridgeでは、最新のBT5.0-Long Rangeモジュールを開発。低コスト・低消費電力・1Kmまでの長距離通信を実現した。
最大20台まで接続可能なBLE端末が取得したデータは、BLEルーターに集約された後、LTE網(3G、LTE、Cat-M1/NB-IoTなど)や各種LPWA網(LoRa、Sigfoxなど)へと中継され、インターネットにダイレクトにつながる。OSではなく独自ファームウェアで制御するため、ハッキングや不正侵入の心配もないとのことだ。
利用料金は、LTEと接続する「BLE to LTEルーター」の場合で2年間のSIM通信費込の価格が1万5000円から(月額契約は不要)といったモデルを検討しているという。
BraveridgeではBLEルーターの導
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