ついにこの時が来た。これまでの銀行・送金サービスへのフォーカスから一転し、リップルがそれ以外の分野へも自社の仮想通貨XRPを活用しようとしているのだ。
仮想通貨の代名詞とも言えるビットコイン、そして開発者から多大な支持を得ているイーサリアムに続き、XRPは世界第三位の仮想通貨だ。Coinmarketcap.comの情報によれば、その時価総額は5/14時点で287億ドルにのぼる。その一方で、これまでに発表されたいくつかのパイロットプロジェクトを除くと、XRPは実世界ではほとんど利用されていない。
しかしそれもすぐに変わるかもしれない。リップルはこの度、新たなイニシアティブ「Xpring(読みは『スプリング』)」を発表した。このイニシアティブの目的は、起業家や彼らのビジネスをXRP(仮想通貨とXRPレジャー)に誘致し、新たなエコシステムを構築すること。リップル自体は引き続き金融ビジネスにフォーカスしながら、投資や補助金、インキュベーションといった手段を使って企業を誘い込み、XRPの普及を図ろうとしているのだ。
同社は自分たちがXRPをコントロールしていないと言い張っている(同社はXRPの総発行量の60%を保有しているため、この点については熱い議論が交わされている)が、どうやら同通貨の発展には常に関心を持っているようだ。そして直近6ヶ月の様子を眺めても、XRPのユースケースの多様化が大き
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XRPエコシステム構築に向けて動き出したリップル
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