都市に住んでると、数社の大手ブロードバンドやワイヤレスのキャリアからインターネットプロバイダー(ISP)を選ぶことになる。ComcastかAT&Tか、などと。しかし実は、機会をねらっている地元のキャリアはほかにもたくさんいる。そこでBenjamin Huangは、ローカルISPを育ててユーザーがもっと多くから選べるようにしたい、と考えた。
そして生まれたのが、HuangとAdam MontgomeryをファウンダーとするNectoだ。このスタートアップは、一種のISP学校のようなものを作って、人びとが自分のインターネットサービスプロバイダーを立ち上げられるようにする。それはふつうなら難しい目標だが、Nectoは個人を対象として、ネットワークの作り方や、正しい装置の揃え方、消費者が大手キャリアから乗り換えてくれるためのデプロイ方法などの学習を助ける。たとえばすでにサンフランシスコの新興プロバイダーSonicは、はやいインターネットを安く提供しようとしているが、自分のISPを作ってそれをビジネスにしたい、と考える個人はもっとたくさんいる、とHuangは語る。Nectoは、Y Combinatorの2018年冬季クラスから孵化した。
“最終的には、ネットの中立性が問題にならないような中小のISPがたくさんいる状態にしたい”、とMontgomeryは言う。&
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