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ブロックチェーンによる美術品の分散所有システム

美術品の売買取引は世界で年間7兆円の市場規模があると推定されている。有名作家の絵画や宝飾品などは希少で、投資対象としても有望視されている。しかし、1作品あたりの価格は数千万~数億円以上と高額なため、購入できるコレクターは一部の超富裕層に限られた閉鎖的な市場である。
そこにイノベーションを起こそうとしているのが、「Maecenas」という美術品を専門にした取引プラットフォームである。ピカソ、モネ、シャガールなど有名作品の所有者が「Maecenas」に出品をすると、その鑑定記録と所有権がブロックチェーン上に登記される。さらに、その所有権を小口に分割して個人投資家にオークション方式で売り出すことができる。この小口所有権は、株式のように市場相場で二次売買することが可能なため、大口の資金が無い個人投資家でも美術品マーケットでの投資を行うことができる。
Source: 起業3

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