ドキュメンタリー映画「ザ・キング・オブ・コング」(2007年にアメリカで公開されたアーケードゲーム「ドンキーコング」で高得点を競う人たちの話)で有名になったドンキーコングの最高得点の世界記録が、世界のアーケードゲームの得点の事実上の審査機関となっているTwin Galaxiesによって無効と判断された。しかも、その記録の他に、いくつものゲームの高得点記録を打ちたてながら、折に触れて疑惑のプレイヤーと目されていたBikky Mitchellは、今後永久に、新しい記録の公認が許可されないこととなってしまった。
これは数十年間にわたる歴史に疑問を投げかける大問題だ。これ以外にも、怪しい記録は無効にされてしまうのか? 懐かしのアーケードのレジェンドたちは無事でいられるのか?
と、その前に、ひとつ言っておこう。これは小さな世界のどうでもいい問題のように聞こえるかもしれないが、クラシックゲームの世界は非常に大きく、何百万という人間がこうした問題を凝視し、真剣に考えている。30年前のゲームでハイスコアを出したとか、接戦の末に記録を4分の1秒縮めたとか、そういうことが、あたかもオリンピックでメダルを取ったかのごとくに尊敬されるのだ。ネット上のコミュニティーの大きさも、その真剣さも、決して侮ってはいけない。インチキは、もちろん、決して許される世界ではない。
Billy Mitchellの場合は希なケ
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ドンキーコングの伝説の世界最高得点は不正操作によるものだった
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