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南北首脳会談:「平和」ではなく「欺瞞」への一歩

経済ニュース
韓国大統領府Facebook:編集部
「骨抜き宣言」
アメリカは「CVID (完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)の一歩を踏み出す具体的な答えがなければ、米朝首脳会談はない」と繰り返し、警告してきた。
そのアメリカの期待する「具体的な答え」が南北首脳会談の共同宣言では盛り込まれなかった。金日成の時代から表明されてきた従来通りの「朝鮮半島の非核化」ということだけだった。
アメリカはこの「骨抜き宣言」が発表されることを事前に知っていただろう。主要な舞台は米朝首脳会談であるので、南北首脳会談では、踏み込んだ発言はしなくてもよいと指示されていた可能性もある。トランプ大統領がツィッターやテレビ番組の電話インタビューで、あの中身のない南北首脳会談の成果を絶賛している。事前の擦り合わせがあったと見るべきだ。
このようなアメリカの反応を見るに、米朝双方の実務者協議が相当な深度で進んでいるということが推測される。この実体があるからこそ、あのような「骨抜き宣言」でも許容されるのだ。4月1日にポンペオ長官が平壌を極秘裏に訪れ、金正恩と会っていたという。アメリカ側は確かな手応えを感じているようだ。
米朝は何を話し合っているのか?
アメリカの求める非核化の「具体的な答え」はボルトン大統領補佐官が主張するような「リビア方式」の受け入れに他ならない。ただ、アメリカ及びIAEAのような査察機関が北朝鮮の核計画・核

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