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北朝鮮リスクの後退で、リスク回避の巻き戻しが強まるか

経済ニュース
韓国大統領府Facebookより:編集部
これを書いている時間に(27日午前)、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長による南北首脳会談が、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設、「平和の家」で始まった。
会談では、非核化と平和定着を巡って集中的な議論が交わされる見通しで、史上初の米朝首脳会談を見据えて、キム委員長の非核化の意思を、共同宣言などの形でどれだけ明文化できるのかが焦点となるとされる(NHKニュース)。
何故、北朝鮮は攻撃的な態度をあらため融和的な態度に変化してきたのか。これは極めて政治的な問題であり、ここで憶測を入れるつもりはないが、この流れから見る限り、北朝鮮側は史上初の米朝首脳会談を成功させたいと思われる。ちなみに米朝首脳会談が行われる場所についても憶測が飛んでいるが、板門店の可能性が高くなったのではなかろうか。
それはさておき、今年に入ってからの外為市場における円高の動きは、北朝鮮の核開発やミサイルの試射を巡っての北朝鮮の地政学的リスクによるリスク回避の動きだけであったわけではない。ドルが売られ、円が買われる、それぞれの要因はいくつかあった。しかし、2月あたりからはユーロなどに対しても円が買われており、(リスク回避として)円が買われやすい地合であったことも確かではなかろうか。
その円高の流れに変化が

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