スタンフォードで見たメディアの潮流
スタンフォードビジネススクールのキャンパス。「Knight Management Center」という名がついており、卒業生としてキャンパスリニューアルに多額の寄付をされたナイキ創業者のPフィル・ナイト氏にちなんでいます。屋上には太陽光パネルが設置されています。
皆さんこんにちは。今回のテーマは「アメリカのメディア業界」についてです。
スタンフォードでは年に1回「Future of Media Conference」というメディアと業界をテーマとしたカンファレンスが行われます。主催しているのは、スタンフォードビジネススクールの学生クラブである「Arts, Media and Entertainment Club」。業界の経営者やジャーナリストを招いて、キーノートスピーチやパネルディスカッションが終日行われます。今回はここで聞いた話を中心にお伝えしていきます。
もはや、何をもってメディアと呼ぶのか?
スタンフォードおよびシリコンバレーでメディアが語られる際に必ず触れられるのがこの問題です。2000年代から「メディア=4マス+インターネット」というくくりがされてきましたが、現在はさらに多種多様なプレーヤーが参入しています。「携帯電話キャリアであるベライゾンのAOLおよびヤフー買収」「電話会社であるAT&Tのタイム・ワーナー買収の動き」
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