『Amazonはなぜリアル店舗を展開するのか?』
週末、買い物をしようと街まで出掛けたのですが、財布を忘れてしまいました。
ただ、スマホは忘れずに持っていた現代版サザエさんな私は、「Apple Pay」で移動して、
洋服屋で試着して欲しくなった服は「ZOZOTOWN」で、デパートで試してよかった化粧品は「Amazon」でポチって後日受け取り、何の不便もない1日を愉快に過ごすことができたのでした。
一生活者としても明らかな日常での買い物体験の変化と、器用にリアルとネットを行き来する自身の「オムニチャネル化」を改めて実感したわけなのですが、各企業もそんな顧客の行動やニーズの変化に合わせて、顧客との接点、つながりを作るべくしのぎを削っています。
これまでは「オムニチャネル」というとオフライン企業を主語にして語られることが多かったように思いますが、Amazonのホールフーズ買収や、無人コンビニ「Amazon Go」オープンのニュースなど、オンライン企業のオフライン進出にも注目が集まっています。
オンラインとオフラインがシームレスにつながる
今回、ご紹介する本は『世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略』(日経BP社)。
本書では、ここ数年盛んに言われてきた「オムニチャネル」を「チャネルシフト」と再定義し、Amazonなどを代表するオンラインを基点にした
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