飯舘村のVR映像がドイツの映像フェスで金賞獲得!
福島県の飯舘村が制作したVR360度映像「までいの心めぐりて」(英題:Madei; Sincere way of Life is Coming Back)がこのほど、ドイツ「ワールドメディアフェスティバル」において、Web TV:360°Virtual Reality部門で金賞を獲得した。
「までい」とはこの地方の方言で、両手で包み込むように温かく人を迎える気持ちを表す。「までいの心めぐりて」は2017年春、福島第一原子力発電所の事故による全村避難から一部を除いて避難指示解除となったことを機に、復興に立ち上がる姿を共有し、コミュニケーションを深めるために企画された。飯舘村の資産ともいえる美しい自然や豊かな歴史、避難指示が解除され村に帰った人々や市長の喜びの声、唯一の帰還困難地域となっている長泥行政区の様子などをそれぞれ約5分の映像の3部作でまとめたもので、撮影にはドローンなどの最新技術も活用。村の公式フェイスブックやユーチューブでの公開だけでなく、村内の小学校の体験授業などでも使用されている。
受賞の報を受け、飯舘村の菅野典雄村長は「昨年の帰村は時期尚早というご指摘もありましたが、1年経って村に動きが出てきて、徐々に光が見えてきました。復興という言葉には『元に戻す』という意味がありますが、村は元には戻りません。新しい村をつくるためには、私たち村人だけの力
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