カスタマージャーニーで「チャンスポイント」を発見する
スポーツ用品店勤務・A子さんのお悩みとは?(イラスト:金井沙樹)
ピープル・ドリブン・マーケティング(PDM)の考え方を紹介する本連載。今回のテーマはJourney(カスタマージャーニー)、つまりユーザーの購入に至るまでの心理・行動の流れです。
マーケターが考える「理想のカスタマージャーニー」と、現実のユーザー行動や心理の間には往々にして差があるもの。しかし、そのギャップ部分にこそチャンスポイントがあるというのが今回のお話です。
<目次>
▼~A子さんの物語・Journey編~
▼顧客タイプによって来店を促すためのコンタクトポイントが異なる
・週末にジョギングを楽しむマラソン好きな社会人の場合
・家族でアウトドアを楽しみたいお父さんの場合
▼理想のジャーニーと現実のジャーニーのギャップ部分にチャンスポイントがある
▼A子さん、チャンスポイントの見つけ方に目覚める
~A子さんの物語・Journey編~
大型スポーツ用品店「スポーツピープル」に勤務するA子さんは、来店客・EC客の行動を調査・分析し、お客さまにもいろんなタイプがいることを具体的な数字と共に把握しました(※第2回「People」参照)。
例えば
「週末に趣味のマラソンシューズを探しに来る30~50代の社会人」
「家族とアウト
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