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いまニューヨークの企業向けスタートアップシーンでは、セキュリティが熱い

おそらくほとんどの人が、ニューヨークを企業向けスタートアップを生み出す場所だとは考えていないと思うが、実際にはとてもアクティブな場所である。世界最大の銀行や金融サービス会社がそこにあることを冷静に考えれば、セキュリティスタートアップたちがそうした巨大な市場の可能性に集中することは頷ける筈であるし、実際にそうしたことが起こりつつある。
Crunchbaseによれば、この都市には、バイオメトリクスやメッセージセキュリティから、アイデンティティ、セキュリティスコアリング、グラフベースの分析ツールに至るまで、数多くのセキュリティスタートアップがある。もともと市内で創業した、今では有名なSymphonyのような企業(現在は西海岸にある)は、およそ3億ドル近くを調達している。この会社は、もともと2014年に、世界的な金融サービス企業たちによるコンソーシアムによって設立されたもので、その目的はセキュアな統一メッセージングプラットフォームの開発である。
このような幅広い支持基盤を持つエコシステムが1箇所にあるのには、理由がある。この種のソリューションについて議論したい企業が、シリコンバレーを拠点としていないからである。これは他のスタートアップに対して売り込みを行う、典型的なスタートアップたちろは事情が異なっているのだ。ニューヨークに設立されたスタートアップたちは、その主な顧客のほとんどがそこに拠点

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