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「夜回り」を全面禁止せよ

経済ニュース

(写真は共同通信)
今回のセクハラ事件で、テレ朝の情報漏洩を擁護するジャーナリストが少なくない。共同通信は、「彼女は反省する必要などあるのか」と開き直る。この録音データは「取材活動で得た情報」ではないから、週刊誌に売り込んでもいいという。
思い上がりもはなはだしい。この田村文という記者は、自分が夜中にアポなしで要人の家に入れてもらえるのは、なぜだと思っているのか。「共同通信」という肩書きがなければ、彼らはただの不審者として110番されて終わりだ。政治家や官僚が彼らを家に入れるのは、夜回りという習慣があるからだ。
たしかにマスコミがやっている「夜回り」は、取材活動とはいえない。政府首脳の自宅に何時間も張り込み、酔って帰ってきたところをつかまえてセンシティブな話を聞く。家に上がり込んで、夜中の1時2時まで、酒を飲ましてもらう。大部分は雑談だ。
大事件になると、24時間ベタバリということもある。あげくの果てに上がってくるのは、噂話を書いた「夜回りメモ」だ。これはもちろんオフレコなので使えない。夜回りから出てきたスクープなんてほとんどない。
夜回りの99%は空振りだ。そもそも夜回りする対象が、ネタをもっていないことが多い。ネタをもっていても「明日ガサ入れをやる」という類の情報を数時間早く出す程度だ。それも共同通信やテレ朝のような二流には出さない。取引する価値がないからだ。共同がオフレコ音

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