近年の伝統的大企業において、主としてスケールメリットを追求するためのツールとして活用されてきたIT。そのため、「いかに良いものを、確実に、安く手に入れるか」という発想の下でIT投資が行なわれてきた。しかし、デジタル社会化が進む中、ITの活用が激変する競争環境・ルールの中での勝敗を左右するのみならず、時にその先駆的活用が新たなビジネスの扉を開くまでに重要性が高まっている。デジタルビジネスで急成長を遂げるスタートアップが続々と登場しているのはご存知のとおりだ。伝統的大企業においても、魅力的なデジタルビジネスを創造していけるかどうかが存続を左右するカギとなっている。しかしながら、スケールメリットの追求で巨大化・硬直化したシステムでは、機動的なビジネス展開は難しい。改めて時世にあった企業競争力を獲得するためのIT投資やIT資産に再転換するにはどうすればいいのか。
Source: ハーバード
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