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中国の預金準備率を引き下げは、突然に

経済ニュース

中国人民銀行は17日、預金準備率を100bp引き下げると発表しました。25日に実施する方針で、引き下げは一定条件を満たす銀行向けに行った2017年9月以来となります。大手銀の預金準備金利は16.0%、中小銀行は15%へ引き下げられる予定。声明に基づけば、預金準備率の引き下げで浮いた預金のうち9,000億元を中期貸出ファシリティー(MLF)の返済に充てる方針です。残りの4,000億元は中小企業への融資促進を目指し市中の商業銀行や地銀に向けられ、四半期ごとに財務内容を査定する”マクロプルーデンス評価システム(MPA)”に含められます。こうした背景から、人民銀は「慎重かつ中立的」な金融政策を維持する文言を維持。緩和策ではないと強調したも同然ながら、MPAは四半期ごとに実施されるため内容次第では追加措置の余地を残します。
政府がインフラ投資を縮小し債務削減に務めるなか、中小銀行など資金繰りを支援する狙いがあるのでしょう。
景気減速も、懸念材料。同日に発表された1〜3月期の成長率が3期連続で前年比6.8%増だっただけでなく、今年の目標値6.5%を軽く上回りました。個人消費や不動産投資などが牽引し今後も前者は期待できる半面、鉱工業生産など固定投資では不安材料が垣間見えます。固定投資のうちインフラ関連は1〜3月期に前年比13%増と、前年同期から10%近く伸びを縮小していました、鉱工業生産も同6

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