料理に欲す、オンナたち。〜「食とSNS」を考える〜
初めまして。連載第4回を担当する食ラボの天畠紗良です。
連載第2回では「若者の食」をテーマに、コンテンツ化する10代の食についてひもときました。その中で「インスタ映え」についても触れましたが、今回は自分でつくる料理にフォーカスしながら、各世代の女性における「SNSとの距離感」や「料理との向き合い方」を見ていきます。
結果として分かったのは、料理で満たす欲求が世代によって異なる、ということ。女性の気持ち、特に私自身の世代でもある20代女性の気持ちに、ググッと迫ってみたいと思います。
SNSに〇〇を投稿したい人は減っている
2017年、「インスタ映え」が流行語大賞となり、SNSへの投稿意向は上昇し続けている。
…と思いきや、食という観点からは違った動きが見えてきました。
グラフ1:1年前と比べて増えた/減ったマインド(女性全体)
グラフ1は、2016年9月に食ラボが独自に行ったインターネット調査「食生活ラボ調査Vol.5」(*1)から抜粋したもの。「自分でつくった料理をSNSやブログなどに投稿したい」というマインドが前年と比べてどのように変化したかを表しています。「高まった」と回答した人はたったの3.5%、25%強の人が「弱まった」と回答しており、SNSへの投稿意向が減少していることが見て取れます。
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