【編集部注:著者たちについて】Boris TekslerはAppleの前元ライセンス担当責任者である。現在は特許ライセンス会社Conversant IPの最高経営責任者である。Joseph Siinoは、Yahooの元知的財産責任者であり、現在はVia Licensingの社長である 。そしてIra BlumbergはLenovoのIP担当副社長である 。
私たち3人が、企業の特許戦争で同じ側に立って発言することなど、誰も想像することすらできなかっただろう。だがこの戦争を終わらせるための提言を1つの声としてお届けしたい。
私たちの1人は世界的スマートフォンメーカーの特許責任者である(そして特許ライセンスの濫用に対する有力な批評家でもある)、そして別の1人は以前Appleでラインセンシングの責任者を務め、現在は不実施主体(non-practicing entity:NPE)パテントライセンス会社の責任者を務めている。この会社は製品メーカーたちからの批判の対象になってきた。また第3の人物はライセンスプール企業の経営者であり、特許戦争の両側の企業たちを、その駆け引きや、透明性の欠如、そして訴訟好きな体質で批判してきた。
私たちがここに足並みを揃えたのは、特許所有者と製品メーカーたちが、無限の請求、反対請求、そして非生産的な訴訟に巻き込まれて身動きできなくなっていることを見たことが原因だ。
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