中国国営新華社通信が28日伝えるところによると、北朝鮮の金正恩労働党委員長は25日から28日まで中国を非公式訪問し、習近平国家主席と26日、北京の人民大会堂で初の首脳会談を行った。金正恩氏の外遊は権力を実質的に掌握した2011年末以来初めて。その初外国訪問先に伝統的な同盟国・中国を選んだことになる。
▲中朝首脳を再接近させたトランプ米大統領(2018年3月8日、ホワイトハウス公式サイトから)
中国側の発表によると、両首脳は伝統的な両国関係の強化と深化で一致し、金正恩氏は「朝鮮半島の非核化は祖父金日成主席、父金正日総書記の遺訓だ。その遺訓を実現するために最善を尽くす」と述べたという。
南北、米朝の2つの首脳会談を控える金正恩氏はここにきて険悪化してきた対中関係の改善に乗り出したわけだ。新華社通信によると、習近平主席も、「非常に重要な時期に中朝首脳が会談したことは意義がある」と強調したという。換言すれば、中朝首脳会談はタイミングの良い時に実現したというわけだ。そこで習主席の「タイミングの良い時」とは何を意味するのか、少し考えたい。
国際社会の厳しい制裁下で国民経済が厳しい北朝鮮にとって、伝統的な同胞国・中国の支援が必要という台所の事情はもちろんある。しかし、それ以上に、金正恩氏にとって、南北首脳会談は別として、トランプ大統領との米朝首脳会談が次第に重荷になってきたことと中国訪問は密接な
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トランプ氏が中朝を再接近させた
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