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東レがテンカーテ社を買収する軍事的な意義

今週発売の週刊東洋経済では東レがオランダのテンカーテ・アドバンスド・コンポジット社を買収するという話がでています。
東レ、大型買収の裏に危機感
東レが柱の炭素繊維複合材料事業で大型買収に動いた。蘭テンカーテ・アドバンスト・コンポジット社(TCAC)の全株式を2018年後半に取得し、傘下に収める。負債の肩代わりを含む総費用は1230億円で、東レとしては過去最大の買収案件だ。
これまで東レは自ら市場を切り開き、高いシェアを持つ熱硬化のCFRPに研究開発を集中させてきた。そのため、熱可塑の技術開発で出遅れた。現時点では親密なボーイングからもまだ材料認定を受けていない。他方で帝人などライバル企業は、すでに旅客機部品用に熱可塑CFRPを供給。将来的にCFRPの本格採用が期待される自動車用途でも必須の技術だ。
そうした中で東レが是が非でも欲しかったのが、TCACだった。同社は早くから航空機用途で熱可塑性CFRPを研究。すでにエアバス最新鋭機のつなぎ留め部品に使われているほか、新規採用に向けたプロジェクトも進んでいるという。
記事では主に炭素繊維のコンポジットのことについて書いているのですが、軍事的な話が書かれていません。
テンカーテ社は防衛分野では炭素繊維のコンポジットだけでなく、コンポジット装甲の大手でもあります。
コンポジットの装甲板だけはなく、コンポジット装甲を使ったハッチなども提案して

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