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ガラパゴス化が進む金融財政政策

経済ニュース
副総裁就任記者会見に臨む雨宮氏(左)と若田部氏(日銀サイトより:編集部)
理論倒れの学者が副総裁に
日銀の新しいトップ人事を見ますと、欧米の金融財政政策の転進から何周も遅れ、日本はいづれ淘汰されかねない。そんな体制が続きそうです。外界から遮断され、孤立した環境に長く置かれると、進化を忘れる。まるでガラパゴス化の運命が待っているような気がします。米国は年3回のペースで利上げを進め、欧州も金融緩和からの転換を図ろうとしています。
日銀トップの次の体制による所信表明が行われ、学者から副総裁に転身する若田部早大教授に「また理論倒れの学者か」と、懸念する声が聞かれます。前任の同じリフレ派(金融緩和推進派)の岩田副総裁(前学習院大教授)も5年前の就任時に、「この人で大丈夫か」と、批判されました。
岩田氏は「異次元緩和により、2年で2%の物価上昇を達成できなければ辞任する」、と自信満々でした。その2年がすぎ、5年経っても、「公約」は達成できず、「では辞任するのかな」と見守っていると、結局、任期いっぱい副総裁に座り、4月に退任します。非常識な人でした。
「学者の非常識」はこれで終わりかと思っていましたら、後任の若田部氏も、「非常識」な財政金融論の発言を繰り返しています。副総裁は総裁を補佐する役目があるのに、黒田総裁以上の強硬なリフレ論者なのです。
自分の頭で考えてと忠告
以前、総裁だった白川氏と若

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