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中国の憲法修正に関するもう一つの解釈⑦完

経済ニュース
新華社より引用:編集部
中国で今、最も不幸な集団があるとすれば、それは農民である。中国共産党は農民を組織して天下を取ったにもかかわらず、豊かになったとたん、かつての貧しい人々を見捨て、自らの利益を追い求めることに汲汲としている。この現状に心底から憤慨する人たちがいるとすれば、革命世代の二代目、紅二代だ。親たちが築いた貴重な土台が危機にさらされている。その紅二代の危機感を背景に政権を引き継いだのが習近平である。
中国では、土地を失い、食糧を奪われ、何一つ失うもののない「無一物」の農民たちが決起し、王朝を転覆させてきた歴史がある。毛沢東は、工業先進国で生まれた社会主義思想を農村に適用した。そして、腹を空かした農民を組織し、都市部のブルジョア資本を代弁する蒋介石政権を打破できたのは、独自の歴史に学んだ結果である。だからこそ、農民の不満には敏感になる。
忘れてならないのは、約100年前に中国共産党を結成し、最後には天下を取った指導者たちや同志たちもまた、土地に縛り付けられた農民だったということだ。党が腐敗し、本来、最も多く成長の果実を分け与えられるべき農民たちが、逆に社会の底辺に追いやられ、汚染された土地と水の中で、成長の犠牲になっている。
最低限の衣食が足りたとしても、出稼ぎ農民たちは、慣れない都市での生活で人間の尊厳を踏みにじられ、人並みの待遇を受けられない社会的貧困にさらされている。

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