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“調べる力”の有無が、格差拡大の原因になるかも!?

経済ニュース

先般、某企業に勤務しているかつての同級生と酒を酌み交わす機会があった。
「どうも、調べる力に差が出ているようだ。感覚的には、高齢者の方が多いようだけど、若い社員の中にも驚くほど調べる力がない者がいる」
彼の一言から、話はどんどん発展していった。
詳細を聞くと、グーグルなどの検索エンジンを使えば簡単に調べられる事項を、何度も質問する社員が多いとのこと。
目の前で検索して調べるパフォーマンスをして「これで今後は大丈夫」と安心したのに、また同じことを質問されてガッカリ。
どうやら、根本的に「調べる力」が欠如している人間が一定割合でいるのではないかということで話が終わった。
私自身、「どうしてこんなこと検索せずに尋ねてくるんだろう?」という経験を何度もしているので、「調べる力」が欠如している人が一定数存在することを以前から認識していた。
「調べる力」が欠如してしまう明白な原因は不明だが、以下のような理由があるのではないかと推測される。
1  調べるきっかけとなる「基礎知識」が欠如している。
例えば窃盗罪の公訴時効の年数を調べる場合、「公訴時効」というタームがわからないとすぐに出てこない。
「窃盗」「時効」でも調べられるだろうが、そのようなタームすら思い浮かばない(これは極端な例だ)。
2  一人で仕事をしたり任されたりした経験に乏しく、常に「質問すれば教えてくれる人」がいるために「調べる

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