3月12日の日経平均株価は、前週末比356.90円高の2万1826.10円で寄り付いた後、9時25分に2万1971.16円の高値を付けました。356.90円高で始まった背景は、前週末3月9日の米国株高です。ザラ場中、高値から281.19円下落した理由は、学校法人「森友学園」への国有地売却問題の再燃です。3月9日のNYダウは大幅続伸し、前日比440.53ドル高の2万5335.74ドルでした。ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同132.864ポイント高の7560.810ポイントと、1月26日に付けた過去最高値をほぼ1カ月半ぶりに更新しました。 2月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の伸びは前月比31.3万人と市場予想の約20.5万人を大きく上回った一方で、平均時給の伸びが前月比0.1%上昇と、市場予想の0.2%上昇を下回りました。これで、緩やかな賃金上昇が続く一方、インフレを加速させるほどではないと受け止められ、FRBが利上げを加速するとの見方が後退し、米国株高となりました。
Source: ダイアモンドオンライン
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