ログデータが明らかにする性年代別アプリの利用実態
『情報メディア白書 2018』の巻頭特集「スマートフォン 創造的破壊の10年」の連載第2回をお届けします。
アプリ使用はせわしない
図1は月間平均の1日当たりのアプリ起動回数を示している(その定義上、使っていない日や人も平均の中には含まれている)。女性10代で99回ということは、使っている人は例えば150回ほど起動していてもおかしくないことになる。
だからヘビーユーザーはもっと多く起動している。スマホに依存するというのもよく分かるデータだ。
一番多いのは、LINEやFacebookメッセンジャーなどのインスタントメッセンジャー。その上の水色はTwitterやInstagram、Facebookといったソーシャルメディアなので、コミュニケーションニーズのために、いかに多くの回数、頻繁に起動しているかがよく分かる。また、男性よりも女性の起動回数が多い。
中高年女性がゲームアプリのメインユーザー
それでは、アプリ起動回数ではなく、アプリ起動時間に注目するとどんな傾向が見いだせるだろうか。
図2のピンク色のセグメントに注目してほしい。ここから分かるのは、なんと一番ゲームでよく遊んでいるのは中高年の女性であるということだ。
もちろんスマホ自体を持っていない中高年も多いが、スマホを持つと中高年の女性ほどゲームを
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