ソニーはバルセロナで開催されているMWC(MobileWorld Congress)でXperiaの新しいフラグシップ・モデルを発表した。長年同社のスマートフォンの特徴となってきた尖った角は廃止され、新デザインについてソニーは「オーガニック」だとしている。その意味は全体に丸みを帯びさせたということらしい。
ソニーが世界最大の家電メーカーの一つなのは間違いないが、スマートフォンに関しては首をかしげるような点があった。Xperiaはトップクラスのスマートフォンとして世界のメーカーと競争することを目指すというより、むしろソニーのカメラ・テクノロジーのショーウィンドウではないかと感じされることがあった。新製品もこの点を根本的に変えるものではなさそうだ。スマートフォンとしてきわめてしっかりした製品なのでやや残念だ。
新製品ではデザインが一新された他、強固なGorilla Glass 5が前面、背面ともに用いられている。もう一つの大きな特長は4K HDRビデオ撮影機能のサポートだ。これはソニーのスマートフォンとして初の試みであると同時にほとんどすべての他メーカーのスマートフォンに先駆けるものだ。
ソニーが投入する新しいテクノロジーはライバルが翌年のフラグシップ機でコピーしてくるのは興味ある点だ。昨日発表されたGalaxy S9にスーパースローモーション撮影機能が搭載されたのがまさにその例だ。ソ
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