第76回地域力おっはークラブは、官民の立場で古民家リノベーションに取り組むバリューマネジメントの丸岡直樹さんに、「歴史的資源を生かした観光まちづくり」というテーマでお話しいただきました。
【古民家のリノベーションが進まなかった理由】
1)そもそもよそ者には古民家を貸してくれない。
2)古民家本来の良さや歴史を生かしながら改修するには、1軒あたり数千万円の改修費が必要。個人の資本や寄付だけでは困難。
3)改修費と比べて、泊まれる客室が少ない。
4)高度なサービスを提供できる人材が地域に少ない。
(篠山城下町ホテル NIPPONIA)
【丹波篠山モデル】
1)元副市長(金野幸雄氏)が代表理事を務める一般社団法人ノオトが中心となり、地元住民に対して丁寧に説明。また賃貸期間を10年とし、それ以降は改めて契約することで所有権を移転させないようにするなど、所有者に合わせた契約を結ぶことで心理的ハードルを下げる。
2)3)4)ウェディングや飲食業で経験豊富な(株)バリューマネジメントが改修費を負担するとともに、一流シェフが地元の食材を活用した高級料理を提供することなどで高い単価設定を可能に。併せて、高度なサービスが提供できるよう地元の人材を育成。
また、複数の古民家を同時に改修して、篠山城下町ホテル NIPPONIAという1つのブランドとして面で展開。フロント業務の統一化による人件費の削減や、
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