写真左が岡田さん、右が筆者。取材中の様子(2018.02.20)
「SS物産の鈴木部長のメールか。これは慎重に返さなければいけないな」「XY電器の石井部長から面会依頼か。即レスすると安く見られるから明日返信しよう」。ビジネスでは多くの約束事・確認事がメールで行われる。メール自体はさっと目を通せるが、目を通す数秒で与える感覚は大きい。そのため、メールに時間をかけてしまうのである。
今回は、『すべての仕事を3分で終わらせる―外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術』(ダイヤモンド社)を紹介したい。著者は岡田兵吾さん。マイクロソフトシンガポールのシニアマネジャーであり、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの4か国のライセンス監査業務の責任者でもある。
岡田さんは、ダイヤモンドオンラインで「STAY GOLD!リーゼントマネジャー岡田兵吾の“シンガポール浪花節日記”」という人気連載をもっている。グローバルシティとして変化を遂げたシンガポールの実体や、リアルな話題を提供する人気コラムになる。今回は、仕事術のなかでもとりわけ「メール術」にフォーカスし話を聞いてみた。
メールに時間を奪われてはいけない
――(一社)日本ビジネスメール協会が発表した「ビジネスメール実態調査2017」によれば、ビジネスメール1日の平均通数、送信は約12通、受信は約39通で役職が高くなるにつれて通数が増えることが
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