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米国のスクールシューティング

経済ニュース
米国南部フロリダ州のパークランドの高校で14日午後、銃乱射事件が起き、17人が死亡、少なくとも15人が負傷した。犯人は犯行があった高校の元生徒ニコラス・クルーズ(19)で犯行後、警察官に拘束された。容疑者は犯行を認めているという。地元警察当局は犯行の動機などを慎重に捜査中だ。
▲バージニア州の全米ライフル協会(NRA)本部(ウィキぺディアから)
正直いって「またか」という思いが先行した。米紙ワシントンポストによると、学校内の銃乱射事件(スクールシュ―ティング)は今年に入り、18件(未遂と事故を含む)で21人が犠牲となっている。
「もう十分だ」(enough is enough)といった手書きを掲げて抗議する女性の写真が配信されていた。その通りかもしれない。独週刊誌シュピーゲル(電子版)は16日、“米国の道徳的アパシー(無気力無関心)”という見出しの論評を掲載していた。多発する銃乱射事件の背後には米社会の困惑と道徳的アパシーがあると指摘している。シュピーゲル誌の記事を参考にパークランドの銃乱射事件を追ってみた。
ニコラス・クルーズ容疑者は犯行のあった高校の元生徒だったが、退学処分を受けた。犯行に使用した武器は自動小銃「AR-15」で昨年2月、合法的に購入している。元高校の生徒たちの証言によると、容疑者は銃マニアで、「学校内で銃乱射事件が起きるならば、彼だろう」と冗談で囁か

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