本日、衆議院予算委員会の河村委員長はじめ理事各位を往訪し、度重なる懲罰動議の提出という異常な事態を招いていることについて、その原因の一端を作っている立場から陳謝いたしました。同時に、国民の皆様には、野党が私に対する懲罰動議の提出を繰り返す、その背景にある以下のような古い国会慣行と“構造”にもご留意いただければ幸いです。
1. 55年体制から続く古い慣行
私の言動に対して繰り返される懲罰動議の背景には、「野党はなんでもあり、与党はひたすら我慢」という、いわゆる55年体制に特有の国会慣行があります。そうした与野党間の“暗黙の了解”に沿った言動であれば、たとえ暴行傷害事件であっても、プラカードを持ち込んだ示威行為であっても、不問に付されます。反対に、そうした予定調和的な国会慣行を少しでも乱す言動については、過度に厳しく処されることになります。
こうした55年体制に特有の慣行は、1993年に自民党が下野し55年体制が崩壊するに伴い解消されるかと思われましたが、それから四半世紀が経過した現在もなお継続しています。政治改革のために小選挙区制が導入されてから二十年以上が経過し、政策選択選挙の実現が期待されているにもかかわらず、民主党政権の失敗を機に再び古い慣行が幅を利かしていることは、日本の民主主義の成熟を願うものにとって不幸以外の何物でもありません。
2.懲罰動議が繰り返される理由
国会におけ
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