起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
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●経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第22回・ヤッターマン警察
いきなりですが、クイズです!
小売業の専門家から聞いた話です。アメリカの大手小売りチェーンのとあるスーパーが、集客のためにいろいろなチラシやクーポンを発行し、その効果をデータに基づき検証したんだそうです。結果、最も効果が出てリピート率が高かったのが、「キャッシュ」を配るということだったそうですが、さて、このキャッシュとは具体的にどういうものでしょうか?
ヒントは、当たり前ですが「それをもらうとお店に行きたくなるもの」です。ちなみに日本にも同じものがあります。皆さんがもらって嬉しいものは、どんなものでしょうか?
クイズの答えの中に、着眼点を鍛えるポイントがある
あらゆる分野でAI(人工知能)が使われ始めています。特にビッグデータを使ってデータ解析がしやすい集客などの分野では、世界中でいろいろな実験や研究が行われているようです。
集客のための1つの事例
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