SpaceXのFalcon Heavy、歴史的達成――打ち上げ、サイド・ブースターを地上回収とも成功
SpaceXはFalcon Heavyの最初のテスト発射に成功した。この大型ロケットはFalcon 9のブースターを3基用いており、ライバルの2倍以上の大重量のペイロードを衛星軌道に投入する能力がある。今日(米国時間2/6)東部時間午後1:30、フロリダ州ケープカナベラルのケネディー・スペースセンターのLC-39A発射施設からFalcon Heavyは予定どおり打ち上げられた。
今回の打ち上げはSpaceXにとって歴史的な達成となった。同社は2011年から大型ロケットの運用能力を獲得しようと努力してきた。当初の目標は2013年だったが、さまざまな事情がこれを妨げて、延期を重ねてきた。それが今日ついに成功した。SpaceXが当初2年で大型ロケットを打ち上げられると考えていたがイーロン・マスクはその後「あれはうかつな考えだった」と述べた。結局スケジュールには大幅な遅れが生じた。
Falcon Heavyは Merlinエンジンを9基装備するブースターを3基用いる(Falcon 9の3倍だ)。地球低軌道への衛星打ち上げ能力は140,700
lbs(63.8トン)、静止遷移軌道(GTO)へは 58,900 lbs(26.7トン)だ。さらに火星に37,000 lbs(16.8トン)のペイロードを送ることができる。SpaceXはFalcon Heavyを火星有人探査計画のカギと考えているため
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