重大な決断の前には、不快な情報にも目を向けよう!
人間というものは、概ね自分にとって心地よい情報ばかりを集める傾向があります。
逆に、不快な情報からは目を背けがちです。
例えば、就職先が決まった学生は、自分が就職する会社が「いかに将来性があるか!」「いかに仕事にやりがいがある!」というプラスの情報ばかりに目を向けてしまい、「仕事量が多くて残業ばかり」などというマイナスの情報を遠ざけてしまいがちです。
また、転職をしようかどうか迷っている人は、(迷っている段階で半分以上心が転職に傾いているからか)転職先の会社のプラスの情報ばかりに目を向けてしまい、マイナスの情報には目を背けてしまう傾向があります。
すでに就職先が決まってしまったような場合は、すでに決まったことなのでプラスの情報ばかりを集めても構わないでしょう。
しかし、これから何か行う(転職とか起業とか)場合は、プラスの情報もマイナスの情報もきちんと集めてから決断を下す方が後々の後悔が少なくなります。
例えば、退職して起業するかどうかを悩んだ時、プラスの情報として、①自分で采配を振るえる。②自分のやりたいことに集中できる。③新しい分野で成長が見込める。などが挙げられます。
他方、マイナスの情報として、①安定した収入がなくなる。②会社の肩書を通用しなくなる。③資金繰りが必要になる。などが挙げられます。
自分の置かれた立場に応じて、それぞれのプラスマイナスはもっと詳細になるはずです。
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