道案内しながら、しゃべる広告をつくってみた。
今や自動車に欠かせない、カーナビゲーションシステム(以下「カーナビ」)。近年ではスマホがそのままカーナビとして利用可能になるアプリも登場し、最新の地図情報が使える上に高機能ということで、徐々に普及しています。
こうしたスマホのカーナビアプリには、ドライバーが運転中でもハンズフリーで操作できるように、音声入力による受け応えが可能なものがあります。具体的には、目的地の指定や地図の表示切り替え機能が、声で指示を送るだけで操作できます。
入出力の方式がテキストか音声か異なるだけで、こうした音声対話機能も「チャットボット」の一種といえるでしょう。
前回のキャラクターチャットボットに続き、今回は音声対話を生かした新しい広告のプロトタイプ制作のプロセスを紹介します。
「しゃべる広告」をざっくり解説
今回はカーナビアプリ提供会社と共同でトライアルを実施しました。アプリを利用しているドライバーに対して、目的地へのルート沿いに提携店舗があった場合、外部データに応じたお買い得情報を音声広告として伝え、店舗への誘引を狙います(今回は、あるスーパーマーケットチェーンと提携)。
この音声広告の部分には、電通が現在開発中の対話型システムのプロトタイプを組み込んでいます。アプリは、音声で最寄りの店舗へのルート変更について尋ね、ドライバーに音声入力で「了承」し
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