「Will」「Hanada」の広告が掲載された新聞(ツイッターより:編集部)
「生老病死」の広告も満載
新聞経営の柱であった販売部数は落ち、第2の柱であった広告収入はネット広告に食われ、不動産事業で経営を補強をしている新聞社は増えているでしょう。特に新聞広告は質、金額とも急激に様変わりしています。
そのことを最も痛感したのは、保守、相当に右寄りの月刊誌「Will」(ワック出版)と、これと全く類似している「Hanada」(飛鳥新社)の広告が、複数の全国紙に競うように載り始めたことです。新聞広告の異変です。恐らく少部数でしょうから、どのようにして採算をとっているのか不思議です。
この2誌は、再三の朝日新聞攻撃、徹底した安倍政権擁護、さらに北朝鮮、韓国、中国など反日的な国に対する激しい非難など、確信的な編集方針を売り物にしています。執筆陣には広がりがなく、特定の人が頻繁に登場しています。産経新聞の「正論」路線と同じグループでしょう。
「戦後最大級の虚報、朝日新聞の加計報道を検証する」、「朝日はやっぱり死ね」、「金正恩と日本の核武装」、「尖閣奪取、開戦前夜」など、激しい見出しが躍っています。では自民党の全面支持かと思うと、「石破茂の経済政策は支離滅裂」などの記事があり、安倍政権支援で一本化していますね。
毎日には全ページ広告
今回のテーマは、これらの雑誌の編集内容の論評が対象ではなく、新聞
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