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平成カウントダウン①第二の明治維新へ

経済ニュース
宮内庁サイトより:編集部
「平成」という時代のカウントダウンが始まった。今週は歴史の中で「平成時代」を振り返り、次の時代のを展望しようという連載を先週、「夕刊フジ」でした。そこで、それに加筆したかたちで、皆様にも紹介していきたいと思う。
残念ながら平成はまことにこの国にとって暗い時代であった。
バブル経済の頂点で、日経平均が3万円を超えていたころ今上陛下は即位されたのだが、平成3(1990)年からその翌年にかけてバブルが崩壊した。
バブルがいつか崩壊するなど当たり前のことなのだが、あのころの日本人はそれを信じなかった。私は1990年の念頭の月刊「正論」でそれを予想したのだが、これは希有なものだった。同5(1993)年に細川連立政権が誕生したものの、政治は混迷し、経済再建ははかどらず、「失われた20年」といわれることになった。
中国で天安門事件が起きたのは、まさに平成元(1989)年のことだったが、中国は混乱はあったものの、体制強化が良い方向に作用して(趙紫陽が性急な自由化をしたら体制が維持できなかったと思う)、数年にして中国経済は大躍進の時代に入り、同22(2010)年にはGDP(国内総生産)で日本を追い抜いた。最初は中国は無理のない自由化と民主化を進めると期待したのだが、習近平は内政上の問題を外交軍事面での栄光でカバーしようという方針をとり、軍事大国化も進み、さらに北朝鮮までが「

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