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がんプレシジョン医療入門⑤後天的遺伝子異常(体細胞変異)とがん

経済ニュース
がんは遺伝子異常によって生ずる病気である。これは歴然たる事実であるが、がん種毎に、起こっている遺伝子異常数は下記の図のごとく、非常に違ってくる。乳がんと肺扁平上皮がんでは一桁違うし、一般的に小児で生ずるがんでは、遺伝子変異数は少ない。最も遺伝子異常が多いのは、メラノーマであり、これには日光、紫外線暴露が影響している。紫外線はDNAの損傷を引き起こす。
細かくなるが、遺伝暗号のT(チミン)が隣り合っている部分に紫外線があたると、TT(チミンダイマー)という異常な結合が生ずる。われわれの細胞はこれらを修復することができるが、ダイマー形成が多いと修復が追いつかない。また、色素性乾皮症の患者さんは、この修復機能が低下しているので、皮膚がんの発生リスクが非常に高くなっている。ビーチに行くとオイルを塗って日光浴を楽しんでいる人がたくさんいるが、これは皮膚がんのリスクを高める行為だ。小麦色の肌を求めているのだろうが、絶対にやめたほうがいい。
メラノーマに次いで遺伝子異常が多いのが、肺扁平上皮がん、肺腺がん、膀胱がん、肺小細胞がん、食道がんである。これらのがんにとっては、喫煙+飲酒がリスク要因で、これらの生活(環境)要因が、多くのDNAの損傷を起こしていると考えられる。
同一のがん種であっても、個々の患者さんごとに見ると、遺伝子変異数は、1-2桁違っている。特に、大腸がんや子宮体がんには極端に遺

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