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『社畜上等!』の論理 私が社畜だった頃の話をしよう

経済ニュース


社畜上等!: 会社で楽しく生きるには [単行本]
常見 陽平
晶文社
2018-01-25
約1年ぶりの単著、『社畜上等!』を発表した。
・・・タイトルを見て、身震いした人、何事かと思った人もいることだろう。一方、「あぁ、言っちゃった」とか「よくぞ言ってくれた」と思う方もいるのではないだろうか。
「常見は転向した」「今まで言ってきたことと整合性がとれているのか」などと批判する人もいることだろう。そう、私はこれまで、どちらかというと労働者の側に立ち、ブラック企業・ブラックバイトなどを批判してきた。「働き方改革」など、一見すると労働者の役に立ちそうな取り組みについても、かえって労働強化にならないか、サービス残業が誘発されないかと問題を指摘してきた。
そんな私が「社畜上等!」なんてことを言うのだから「常見はおかしくなったのではないか」と思う人もいることだろう。
違う。
常に労働者の側に立つという私のスタンスはまったく変わらない。
いくら「働き方改革」が叫ばれたところで、多くの人は「会社」というものと向き合い続けなくてはならない。
人は社畜に生まれるのではない。社畜になるのだ。
それならば、立派な社畜、楽しい社畜、使い潰されない社畜になるという手だってあるじゃないか。社畜なりに楽しく生きる方法を身に着けようというのがこの本の発想だ。明るい処世術を提案している。
思えば、20年前、リ

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