今月のこのコラムでは、いくつかの今年のびっくり予想を書いてみた。今回はそれらをまとめて見てみたい。コラムのタイトルは以下の通り。
「マイナス金利政策の修正の可能性」
「もし原油先物が100ドル台回復となれば日銀の物価目標達成も?」
「2018年のビックリ予想、日銀の物価目標達成!」
「2018年のビックリ予想、日経平均の3万円台達成!」
「今年のびっくり予想?米国の長期金利の3%台回復」
実はこれらはひとつの大前提に基づいた予想となっている。それは世界経済の拡大に伴うものとなる。その前提通りとなれば、これらはびっくり予想というよりも、メインシナリオとなりうる。
米国の株式市場は主要3指数が最高値を更新するなど絶好調。FRBが利上げをしているにも関わらずである。というよりも、FRBが利上げを含めた正常化に着手できるほど景気が回復しており、それが株価に反映されているといえる。FRBも金融引き締めというよりも、あくまで非常時の対応としていた過度の緩和策からの脱却といえることで、景気も正常化してきたと言える。それが今年は更に拡大傾向にある。
東京株式市場も世界的な景気拡大を背景に日経平均は1991年11月18日以来の24000円台回復となった。新元号のスタートや東京オリンピックという大きなイベントも控え、このまま日経平均が上昇基調を継続させて、30000円の大台を回復するというシナリオもサ
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